報道ステーションで
タミフル服用と異常行動の因果性云々の特集をやっていた。
相変わらず古舘伊知郎のコメントはキレがない上にオチが無いのだが、元研究者として何となく面白いことになってきたので、酒を飲みながらの考察をまとめてみる。
(この場合の「面白い」はfunnyではなくinterestのほうなので、悪しからず)
ほとんどSFというかハリウッドのミステリーかサスペンス物に近い感覚で読んで欲しい。
A : タミフルという薬そのものに問題がある
現在、タミフル服用と異常行動には因果性はないとされているが、「因果性は不明」と言うだけで「完全に無い」とは言い切れない。
1)そもそもタミフルの成分であるオセルタミビルは八角の成分であるシキミ酸から半合成されている・・・当然ながら合成時に光学異性体が産出されるわけだが、サリドマイドのようにインフルエンザウィルスに効力を発揮するものとは違う異性体が混入しているとしたら・・・
2)八角はトウシキミの実だが、似たもので
シキミがある。
このページには”シキミの実は有毒で、これを子供が遊びで食べてしまうとヒトの中毒事故が時々起こります。中華料理に使用されるダイウイキョウは同属のトウシキミの果実です。トウシキミには有毒成分は含まれていませんが、
実の形や香りがシキミとよく似ています。その昔、日本からドイツに輸出したシキミの実が、
ダイウイキョウに混ぜられて食品として販売され、多数のドイツ人が中毒を起こしたそうです。”とある。
そしてその中毒症状は「ヒトの場合、症状は採食後数時間で現れ、嘔吐・下痢などの消化器症状・四肢の間代性痙攣・
意識障害を伴う全身性強直性痙攣に至る」ともある。
シャーマン的な儀式には種々の生薬が使用され、トランス状態に入りやすくしていたこともあった。
もしかすると原料にシキミが混入することで何らかの物質が混入し、光学異性体のような極めて構造が近い異物が生成され、感受性の高い子供がそれに反応しているとしたら・・・
こうなると製薬会社の陰謀めいたモノにまで発展しそうで、なんてハリウッド的(笑
ヒュー・ジャックマンあたりに「それに気付いて会社と闘う研究者」役でもやってもらいましょう。
B : インフルエンザウィルスの変化
タミフルが登場したことにより、インフルエンザウィルスはその生命活動に大きな打撃を受けていることだろう。
自然の摂理だが、この事態に進化・適応した新しいウィルス(ニュータイプ)が出てくるのは考察するに容易い。
寄生した生物が宿主に様々な影響を及ぼし、生存・繁殖のために有利になる行動をとらせることは良く知られている。
数年前登場したタミフルがニュータイプを呼び覚まし、かつて天然痘が撲滅されたのを危惧した過激な連中が人類に闘いを挑んでいるのだとしたら・・・
ニュースでは「タミフル服用前にも異常行動するものがいる」とも言っていたのでそういう種が生れているのかもしれないが、もしかすると「体内でタミフルに遭遇すると「種を守る」という本能に従って急激に進化し、宿主を破滅に追い込むのかも。
「タミフルを服用したから異常行動をとる」のではなく「タミフルによって進化したニュータイプがヒトに異常行動をとらせる」ということもあるのでは?
これまたなんてハリウッド映画的なんだろう。
ウィル・スミスあたりに「進化するウィルスを根絶するのに立ち上がる秘密局員」を・・・(爆
・・・とこんなことを考えていると、寝ていた長男坊が泣き出したので(笑
根拠も何もないただの憶測にすぎないが、「人類とウィルスの闘い」という点ではそうそう間違ったものではないと確信している。